国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)脳と心の研究課では、戦略的な脳科学研究を推進しています(概要)。その一つとして2018年度より、戦略的国際脳科学研究推進プログラム(国際脳)が始まりました。これは、文部科学省脳科学委員会「国際連携を見据えた戦略的脳科学研究推進に関する作業部会」における中間取りまとめに基づいて、国際連携を促進するために立ち上げられたものです。
その中の研究グループ1(健常から疾患に至る脳画像等の総合的解析研究)では、「MRI 脳画像の撮像や臨床データ等の取得と、その解析による精神・神経疾患(認知症、発達障害、気分障害等)の発症メカニズム解明等」および「MRI 脳画像データ等プラットフォーム」を目的としています。
小池研究室では、精神疾患脳画像研究を推進するほか、アジア精神病MRI研究コンソーシアム (The Asian Consortium on MRI studies in Psychosis; ACMP) の運用およびデータ共有・解析パイプラインの構築、国際脳 Traveling subject 計測プロジェクトの管理を行っています。